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書き手もターゲット層の読み手もヘテロ男性と思われるWeb投稿小説、アンチフェミっぽいというかミソジニーがっつり出してくるなって作品にけっこう当たる。「自分は忌避してるのに相手のほうから寄ってくる」的な描きかたは、SNS上のアンチフェミしぐさにとても近い。そういう「嘲笑される用途の女」のほか「癒しケア用途の女」ももちろん出てくる。双方が露骨なセクシャライズされていない作品だとミソジニーはけっこう「脱色」されてて、異世界チート無双スローライフ系としてある程度は読めちゃう。

でも自分のこの感覚がフェアな読みかと自分に問うとき、たとえばヘテロ男性が書き手もターゲット層の読み手もヘテロ女性の話を読んだときに感じるかもしれない「こんな女に都合のいいだけの男いねぇよ」みたいな感想と同種のものなのか、という点は、よくわからない…… ヘテロ女性向けでも「男に媚びる女」や「股の緩い女」への嘲笑や敵意をひしひしと感じるものもあるし、でも男のミソジニーと女のミソジニーって性格が異なるなって思うし。

そういうことをもにゃもにゃ考えながら、Web投稿小説を読んでます。

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