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 ケネス・ブラナー版の『ハロウィーン・パーティ』(映画のタイトルは『名探偵ポアロ:ベネチアの亡霊』)を見たら原作がどんなだったか思い出せなくなったので新訳版を読んでみました。それで、「あ、なんかちょっと改編したくなる気持ちわかるかも」と一瞬ケネス・ブラナーの気持ちが見えるような気がしましたが読み終えて半日して雲散霧消しました。
 「クリスティ自身によるパロディ」と呼んでもいい小説で、老作家の野心みたいなものが香ります。
 映画を見たときは「解釈違いの二次創作を見ている」ような気がしていたのですけど、原作自体にちょっとそんなところがありました。

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