日本での「人権」というワードの “高尚さ” ってすごいよねと思う。「人権」って単語を適切に使うと『お、おお……』というリアクションが起こりがちで、そして反面、「人権がない」という “比喩” はあまりにも軽く広く使われてる。『世界のどこかにあるらしい、自分には関係のない概念』だといううっすらとした認識が共有されているように感じる。自分たちは人権を有しているらしいという知識はあっても、あくまでも教科書の中の出来事、というかんじ。
『三権分立』とか『国会審議』とか、それと同じ温度の認識なんじゃないかなと真面目に思いますよ。イマジナリー三権分立。日本ってそうなんでしょ? 教科書で見たよね。どこにあんのか知らないけど。自分には関係ないけど。みたいな。